複数行の文字列の表現
symfonyを使っているせいか、最近良く、設定ファイルとしてYAMLを利用するんですが、SQLを設定ファイルの中に書いておいて、それを実行するなんていったときに、SQLが長くなった時、非常に見づらいなんて思ってました。
こんな感じ。。。。うむ見づらい。
setteing: sql:"select a.name , a.email, b.zip_code, b.prefecture, b.address from user_master a left join address b on a.user_id = b.user_id order by a.user_id"
とくにSQLなんか複雑になればなるほど、複数行にまたがって記述できた方が当然いいなーと思ってたんですが、実はできるんですよ！この馬鹿！って話です。
参考の記事にはこんな風に書いてありましたｗ
## 各行の改行を保存する
text1: |
aaa
bbb
ccc
## 各行の改行と、最終行に続く改行を保存する
text2: |+
aaa
bbb
ccc
## 各行の改行は保存するが、最終行の改行は取り除く
text3: |-
aaa
bbb
ccc
## 改行を半角スペースに置き換える、ただし最終行の改行は保存される
text4: >
aaa
bbb
ccc
## 改行を半角スペースに置き換え、最終行に続く改行を保存する
text5: >+
aaa
bbb
ccc
## 改行を半角スペースに置き換え、最終行の改行を取り除く
text6: >-
aaa
bbb
ccc
てかこの記事、前に見たような気がするんですが、さっぱり記憶から抜け落ちてました...orz この記事は、主にRubyのSyckについて書かれたものですが、はてsymfonyのYAMLパーサは上の奴をどこまでカバーしてるんでしょう。調べてみました。
symfony(1.0系)のYAMLパーサ(sfYaml)はどうやら、PHP拡張モジュールの「syck」が使えればそちらを優先して、使えなければ、「Spyc」というライブラリを利用するようになってました。手元の環境では「syck」が入っていないので、Spyc(0.2.3)で上記の表現を試してみると。。。。
- 「|」「>」はパース可能
- 「|+」「|-」「>+」「>-」はパース不可
Spycでも何か設定すると、パース不可のものが対応できるのかも知れないけど(そこまで真面目に見てない)、とりあえずデフォでは非常にシンプルな対応状況でした。
さて話が横にそれましたが、最初の問題では、対象がSQLで特に改行を保持する必要はないので、「>」記号があれば事足りる気がします。こんな感じ。
setteing:
sql: >
select
a.name ,
a.email,
b.zip_code,
b.prefecture,
b.address
from
user_master a left join user_address b on a.user_id = b.user_id
order by a.user_id asc
若干行数が多くなりましたが、一行で書くよりは可読性も、更新性もあるかと思います。
一点注意点を書くとすると、YAMLはインデントでブロックを判断しているので、SQLの左側は同じ列になるようにそろえないとエラーになる。 別に「>」の後の部分であれば、インデントを右にずらしても空白が多くなるだけなので、特に問題なかったお。ただブロックの一番上のselectより左に、文字列が始まるとその前までしか認識しないので注意が必要だよ。
setteing:
sql: >
select
a.name ,
a.email,
b.zip_code,
b.prefecture,
b.address
from # ←「select」より左にインデントがあると×
#「b.address」までしかパースされない。
user_master a left join user_address b on a.user_id = b.user_id
order by a.user_id asc
まぁせっかく纏まった記事があるんだから、ちゃんと呼んでからYAMLが使えますとか言おうや坊主!的な感じですね。すいませんでしたm(_ _)m
さてkozawa先生が、よいエントリを書いていたので、僕も自らの欲望にしたがって、やりたいことをやろうと思います。。。。。。。。。寝る！！！！！ｗ
